Fly to the future“バタフライ”リングで、未来へ羽ばたく

蝶をモチーフにした新作ブライダルリング“BUTTERFLIES”が登場しました。
強く美しく羽ばたく蝶は、ふたりが出会ったときのときめきや
新生活の門出への祝福を表現。
デザインに込めた想いや作り手のこだわりをお伝えします。

The butterflies

蝶モチーフの
ブライダルリングが誕生

“バタフライ”が明るい未来へと
羽ばたく婚約指輪

センターダイヤモンドを支える爪のひとつひとつが、花びらをイメージ。その両サイドに蝶のモチーフをあしらった“BUTTERFLIES”のエンゲージメントリング。今にも飛び立ちそうな蝶は、ふたりが恋に落ちた瞬間の胸の高鳴りや、明るい未来に向かって強く羽ばたく姿を象徴するかのよう。エレガントで凛とした佇まいは、年齢を重ねても長く愛用できるデザインです。石座にもダイヤモンドをセットし、サイドから見たときの美しさも大切にしています。

繊細なレリーフと上質な輝き。
職人の技が結集した結婚指輪

ゴールド部分に蝶のモチーフがレリーフ状に連なった“BUTTERFLIES”のマリッジリング。モチーフの隅々まで磨き上げることで生み出される艶めきは、職人技の賜物。レディスはエタニティ×ゴールド、メンズはプラチナ×ゴールドのコンビネーションで洗練された存在感を放ちます。2本別々に製作したリングをL字型に組み合わせて蝋付けするという技により、コンビネーションリングにもかかわらず内側はほぼプラチナが表れ、指あたりもとてもなめらか。

The stories

作り手の技が輝く
“BUTTERFLIES”の製作秘話

蝶のモチーフは新しい人生の象徴

「ふたりの門出を祝福するリングをデザインしたいと思い、新しい人生や永遠の約束の象徴である“バタフライ”をモチーフに。スタージュエリーらしさを出すため、甘すぎないフォルムを意識しました」と話すのは、デザイナーの木村 蘭。婚約指輪では、センターダイヤモンドが主役になるようバランスを工夫。4つの爪の位置や大きさ、両サイドの蝶の羽根上部のアウトラインの描き方で細かく隙間を調整するなど、ダイヤモンドを引き立てるようにしたと続けます。
    蝶モチーフを連ねてデザインした結婚指輪は「蝶のひとつひとつが輝くよう、そしてアームのフォルムが柔らかくなりすぎないようにしたいとリクエストして、原型師にデザイン画を託しました」。

サイドの美しさを追求した婚約指輪

    仕上がったデザインは原型師の手に渡り、平面から立体になります。「横から見たときにどこまで洗練させるか。ソリティアリングは正面から見たときのデザインがある程度決まってしまうので、サイドで工夫するのが原型師の仕事の醍醐味です」と話すのは、婚約指輪の原型を担当した齋藤雅也。横から見た美しさをデザイナーと追求するうちに、最初はシンプルだった石座のデザインは、花びらをイメージさせるものに。
    また、アームと石座のパーツの原型は別々に作り、最後に組み合わせています。「手間はかかりますが、くっついた状態だと石座の裏側が磨けません。360度完璧に輝かせるため、あえて別々に原型を作りました」。

結婚指輪を磨くヒントは江戸切子

「デザイン画を見たとき、アームの蝶のレリーフを底部分まで磨くのが難しいだろうと思いました。ブライダルリングはブランドの最高峰の技術を結集するものなので、きちんと磨けないというのはあり得ない。挑戦しがいがありました」と話すのは、結婚指輪の原型を担当した宮崎真一。悩んだ末に宮崎が出会ったのが、江戸切子。「多面的に見える江戸切子の仕掛けを参考に、溝の分量や角度、立ち上がり方をデザイナーと打ち合わせて、底まで磨ける原型を完成。通常のリングの倍以上の時間がかかりましたね」。
    リングのサイズ直しにも対応するために「すべての蝶のパターンを0.1mm単位で細かく調整した、サイズ別の原型を製作。使う人の将来までも見据えたものづくりにこだわりました」。

ふたりで幸せの花を咲かせてほしい

    スタージュエリーのブライダルリングは、デザインに加えて着け心地のよさも大切にしています。「アームの内側に丸みを持たせ、指通りをよくしています。ただし、デザイナーから甘すぎる印象にならないようにという要望があったので、アームの峰の部分は少しシャープにしています」と、婚約指輪を担当した齋藤。一方、結婚指輪の原型を作った宮崎は「今回はかなり幅があるリングなので、着け心地をよくするために厚みは程よく抑えたいと思いました。着用感、重厚感のバランスを見つつ、最後までデザイナーと相談しながら少しずつ調整を重ねました」と。
    着け心地を重視しているのは、長く愛用してほしいという作り手たちの想いから。「新生活に向かって飛び立ち、ふたりの花を咲かせてほしい。“BUTTERFLIES”にはそんな気持ちを込めているのです」。

  • Photo / Toshimasa Ohara(aosora / Still life)
    Hiroaki Tamura
  • Paper Craft / Ayame Kikuchi
  • Text / Kyoko Takahashi
  • Produced by HEARST made