Choose Ethically

ひとにも地球にもやさしい
「トレイサビリティ」という目線

優れたプロポーションとカッティングで、最高の輝きを放つダイヤモンド。でも、その背景がクリーンでなければ、本当の意味で美しいとはいえない!? ファッションやジュエリー業界でもトレイサビリティ(商品の背景の透明性)への注目が高まるなか、ブライダルリングを選ぶ際にも、そのバックグラウンドを知りたいと考える人が増えているよう。そこで、ここではスタージュエリーのトレイサビリティへの取り組みにフォーカスする。

環境&社会に配慮したものづくりへ
気候変動や海洋汚染の深刻化により、21世紀に入ってから環境負荷をかけないものづくりに注目が集まっている。途上国を中心に行われている児童労働も問題視され、製造の過程で働く人たちに負担をかけていないかも注視されるように。ラグジュアリーなものとはデザインや品質が良いだけでなく、「環境や社会に配慮しているか」も判断基準となる時代が到来したといえる。
採掘から加工、運搬まで明確に
ジュエリー業界では、2006年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ブラッド・ダイヤモンド』がひとつの契機に。アフリカのシエラレオネを舞台に紛争ダイヤモンドの実態を訴えた本作で、ダイヤモンドのトレイサビリティへの関心がぐっと高まることになったのだ。トレイサビリティとは、流通や加工の過程を明確にすること。ダイヤモンドにおいては、原石がどこで誰によってどのような方法で掘られ、加工され、運搬され消費者の手に渡るのか、ということを指す。
キンバリープロセスを遵守

スタージュエリーはトレイサビリティを重視。流通ルートにおいて、キンバリープロセスを遵守し、高水準の倫理に則ったダイヤモンドのみを使用している。キンバリープロセスとは、紛争ダイヤモンドを排除するために始まった原産地証明を義務づける制度のことだ。

さらに、エンゲージメントリングに使用されるダイヤモンドはすべてノー・リサイクルの「イノセントダイヤモンド®」。二次流通品は一切使用していないので、ダイヤモンドの出自はすべて追跡可能。ダイヤモンドのガードル部分には、「Star」のブランドサインと鑑定書のシリアルナンバーがレーザーで刻まれている。これは、エクセレントカットダイヤモンドの品質に加えて、トレイサビリティを保証するものだ。

スタージュエリーがここまでトレイサビリティを大切にしている背景には、「お客様の人生に寄り添っていつまでも輝くリングを提供したい」「一生に一回となるエンゲージメントリングは、真摯な気持ちで作り上げたい」という熱い想いがある。

ダイヤモンドを「つかう責任」
ところで、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)をご存じだろうか? ここには、より良い世界を作るために、私たちが2030年までに達成すべき17のゴールが定められている。ゴール12は「つくる責任 つかう責任」。これは、商品を提供する側だけでなく、買う側にもトレイサビリティを見極める必要があることを意味する。

ふたりの愛の象徴でもあるダイヤモンドが、その過程で誰かを不幸にしたり地球を汚したりしていないか。社会的責任にまで配慮したブライダルリングを選ぶことが、ふたりの未来をより輝かせるのではないだろうか。

Column

永久保証でサステナブルに

環境負荷をかけない、サステナビリティを重視したファッションアイテムも注目されている。作る過程で地球を汚さないことに加えて、良いものを長く愛用することも、資源を無駄にしないという点ではサステナブル! エンゲージメントリングやマリッジリングを購入する際は、長く愛用できる商品かもチェックするのが大切だ。スタージュエリーのブライダルリングは「永久保証」を約束。サイズ直しや変形直し、ダイヤモンドの留め直し、仕上げ直しなどを生涯に渡り保証している。国内の自社工房でデザイン・製作からアフターサービスまで一貫して行っているからこそできる究極のアフターサービスだ。

  • Text / Kyoko Takahashi
  • Produced by HEARST made